山形を紹介していきたいと思います。第9話

今回ご紹介いたしますのは、1200年前に弘法大師が見つけたと言われております【玉簾の滝】になります。

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玉簾の滝は酒田市(旧八幡町)、JR酒田駅から車で40分と結構な山奥になります。
山形県庄内エリアには弘法大師伝説が多く残っておりますが、その弘法大師がおよそ1200年前に不動明王の化身のお告げにより発見し、玉簾の滝と命名したとされる滝は、山形県随一の高さ63m、幅5mの直瀑になります。

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かつては修験場だったそうで、滝の前には「御獄神社」が祀られております。

現在は駐車場から遊歩道も整備されておりますので約300m、7分程度で玉簾の滝にたどり着きます。

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周辺は杉の大木で囲まれておりパワースポットとしても人気があり、マイナスイオンで包まれておりますので、心の清浄にも良いと紹介されております。

1999年からはゴールデンウィークとお盆の時期にライトアップも実施され、日中とは装いの違う幽玄な世界を楽しむことができますし、冬の寒さが厳しい季節には氷瀑を見ることもできるそうです。ただし、冬期間の除雪は土日、祝日のみになっておりますので、雪が降った平日は車が通れないことがありますのでお気を付けください。また冬期間の駐車場から玉簾の滝までの遊歩道は原則的に除雪されませんのでカンジキが必須になります。

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暑い日はマイナスイオンを感じながら滝を眺めるだけでも涼を感じますが、駐車場内の産直で売られているソフトクリームで体内から冷やすこともお勧めです。この産直のソフトクリームがかなり人気が高いですので訪れた際にはぜひご賞味いただければと思います。

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玉簾の滝をはじめ、鳥海山山麓には山形県側だけでも数多くの滝がございますので、今後はそちらも紹介してきたいと思います。
滝も見る為に結構歩かないと見られないものもありますが頑張ります。

山形を紹介していきたいと思います。第8話

今回は、全国的にも有名な銀山温泉を紹介したいと思います

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銀山温泉は山形県と宮城県の県境にあります。
山形県の南北を横断している国道13号線を尾花沢市から国道347号線に入ると銀山温泉まで標識が案内をしてくれますので安心です。
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ただ、村山市からの県道29号線は避けて頂いた方がいいかと思います。特に車は気を付けて下さい。道幅がかなり狭い山道です。それと、国道347号線で冬に宮城県側からお越しの方は冬期通行止めになりますので、交通情報を確認の上で行くことをお勧めいたします。

銀山温泉には1456年(康正2年)に発見されてから565年の歴史が刻まれておりますが、現在の風景は昭和元年に源泉のボーリングで高温多量のお湯が湧き出してからになります。高温多量のお湯が湧き出したことにより、各旅館は一斉に洋風の3層、4層の木造構造に建て替えていったと言われております。
交通網も当時は尾花沢から1日がかりだったそうですが、現在は尾花沢市から車で30分で到着できるようになっています。戦後には温泉街の洋風化も和風に変更されていき、昭和61年に「銀山温泉家並保存条例」が制定されました。風情ある温泉街を保存し観光復興に生かすことで、今も伝統ある温泉街を街をあげて守り続けています。

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銀山温泉のシンボルと言えば国の重要文化財にも指定されている老舗「能登屋旅館」になります。能登屋旅館には大正ロマンの雰囲気が感じられる本館と和モダンが魅力の別館がありますが、よく写真等で見られる川沿いの建物は本館になります。

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温泉街入り口になる橋からの眺めも有名ですが、やはり夜景の方が綺麗かもしれません。
帰りは空間工房のスタッフに、名物の「揚げ饅頭」を購入させて頂きました。

今回は取材の為に訪れましたが、次回は宿泊させて頂き時間の流れをゆっくりと感じてみたいと思います。