ECOな暮らし ~住まいの壁紙 環境にやさしいエコクロスとは~

一般的な壁紙はビニールクロスです。ビニールクロスはポリ塩化ビニールを主原料とする壁紙のことをいいます。施工性が高く、比較的価格の安いものが多いために一般的に広く普及しています。
エコクロスとは、調湿性能を持つ天然素材が原料の壁紙です。燃焼時にダイオキシンといった有害ガスを発生しない住む人の環境にやさしい壁紙です。ホルムアルデヒドを吸着し消臭効果があるものもあります。リビングなどの人が長時間滞在するお部屋にはエコクロスを、汚れやすい場所や人の出入りがあまりないお部屋にはビニールクロスをと、使い分けることが多いようです。
エコクロスの原料には近年いろいろなものがあり、調べてみました。

「オレフィンクロス」・・・・オレフィン樹脂が主原料の壁紙
              燃やしても有毒ガスがほとんど発生しない樹脂
              ビニールクロスのような特有のにおいはほとんどありません
「パピウォールクロス」・・・コットンが主原料
「ケナフクロス」・・・・・・植物のケナフが主原料。燃やしても有毒ガスを発生しません
           ・・・埋めれば土に還ります
「珪藻土クロス」・・・・・・湿度の調整・消臭といった効果を発揮
           ・・・最近ではアスベストゼロの商品があるようです
「玉紙」~和紙壁紙・・・・・玉紙は、和紙の持つ調湿性能を活かしながら、撥水機能もプラス
              比較的安価で、コストパフォーマンスがいい
「土佐和紙」・・・・・・・・自然素材100%のエコクロス。 表面にある自然な繊維のデコボコが、
              室内に注ぎ込む日の光をやわらかく反射します
「オガファーザー」・・・・・オガファーザーはドイツ生まれのエコロジー壁紙
              紙と木のチップから作られるウッドチップ壁紙
              素朴な風合いが特長で、丈夫で長持ちする壁紙
              汚れたら何度も塗り重ねでき、耐久年数も20年以上
最近では、「エコフリース」というものも登場したようです。一般的な壁紙とあまり変わらない施工性で、壁紙でありながら塗り壁のような美しい表情と、優れた透湿性・耐久性を実現したもので、貼りかえず塗り重ねることで長く使うことができる、次世代の壁紙として注目を集めています。

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