もしもの備え、ご家庭での備え

本年も残すところあとわずかになりました。今年もたくさんの笑顔にお会いすることができましたことに厚く御礼申し上げます。
年末を迎え1年という月日があっという間の時間と感じていながらも、お客様との時間をともに送れましたこと、感謝とともに大変うれしく思います。

こんにちは、佐藤です。

もしもの備え、ご家庭での備えと聞くとまず頭に浮かぶことのひとつとして自然災害に対する備えがあるのではないかと思います。自然災害と聞くと、このご時世いつ何が起こるか予想もできない中での生活になりますので不安に思う方が多いかと思います。

今では、災害時に対する危機感が強まり、防災グッズを備えるご家庭が以前に増して増えたのではないでしょうか。

『備えあれば憂いなし』というように『みなさまが安全な暮らしを送るためにできること』ということで、本日はご家庭でできる災害対策のお話しを致します。

まずは食料や飲料の備蓄についてです。
電気やガス、水道などのライフラインが止まってしまった場合に備えて普段から飲料水や非常食などを備蓄しておきましょう。
一例になりますが、飲料水3日分(一人1日3リットルが目安です)、非常食3日分の食料として(ごはん、ビスケット、チョコレート、乾パンなど)、ほかにも日用品としてトイレットペーパーやティッシュペーパー、ろうそく、カセットコンロなどが考えられるのではないでしょうか。救急用品としてはばんそうこう、包帯、消毒液、貴重品としては、通帳や印鑑、現金や健康保険証などが考えられるでしょうか。
日頃から、飲料水を入れたポリタンクを用意したり、お風呂の水をいつも張っておいたりとしておくのも災害の際に役に立つのではないでしょうか。

次に非常バックについてです。
自宅が被災した時には、安全な場所に避難し、避難先での生活が始まります。キャンプと言うわけにはいきません。準備の時間を与えてもらえることはないので非常時に持ち出すべきものをあらかじめリュックサックに詰めておき、いつでもすぐに持ち出せるようにしておきましょう。
こちらも例を挙げますと、飲料水、食料品、貴重品、今ではマイナンバーカードも貴重品になります。救急用品、ヘルメット、マスク、軍手、懐中電灯や衣類、下着、毛布やタオルなど。寒さや衛生面を考えれば使い捨てカイロや除菌シート、ウェットティッシュなどもありますし、小さなお子様がいるご家庭ではミルクや紙おむつ、哺乳瓶なども必要になるでしょう。

最後に、家の中での備えになります。
家具の置き方、配置について考えますと、大きな地震の際は『家具は必ず倒れるもの』と考えて対策を講じましょう。
家具は転倒しないように壁側に固定しましょう。寝室や子ども部屋にはできるだけ家具を置かないようにし、どうしてもという場合は家具の向きや配置を工夫し、なるべく背の低い家具にすることで倒れた際、出入口を塞いでしまうということを防げるのではないかと考えます。

家づくりにおいて【耐震等級3】以上で建てられた家は、警察署や消防署といったような災害対策拠点と同等の耐震性能を持っていますし【耐震等級2】の家でも学校や病院のような避難施設と同レベルの耐震性能を持ちます。
こう見ると家の中でも安全のようですが、なぜ非難をするのか、なぜ一概に家の中の方が安全とは言えないのかといいますと、先ほどもお話ししたようにモノの倒壊や飛散といったことが起こるからなのです。

念には念をということで、みなさまご家族の安全を守るため、住宅性能はもちろんですがもしもの備えをしっかり行い、安心安全に豊かな生活を送れますようにご家庭での備えを今一度見直してみることをおすすめいたします。

みなさまが豊かでより良い生活を送ることができますことを心よりお祈り申し上げます。
KU-KAN project空間工房は、来年もたくさんの笑顔に出会うことができますようにとみなさまへできる限りの最新の情報をお届けし日々精進してまいりますので来年も変わらぬお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。