山形を紹介していきたいと思います。第11話

今回は鶴岡市鼠ヶ関の【弁天島】をご紹介いたします。

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この弁天島。もともとは離れ小島だったそうですが、現在では遊歩道なども整備され島を1周15分程度で気軽に周遊できるようになっています。もちろんシンボルとなる鼠ヶ関灯台までも散策できるようになっています。遊歩道を周遊すると見渡す限り日本海が広がります。

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夕日が落ちる時間帯は日本海に沈む綺麗な夕日を見ることもできます。

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平成28年8月には日本ロマンチスト協会と日本財団が共同で実施する「恋する灯台プロジェクト」において、この鼠ヶ関灯台が【恋する灯台】として認定されたそうです。

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港から張り出した弁天島は昔から船からの目印とされていた事で、古くから神聖され市杵島姫命(宗像三女神の一神)の分霊をき勧請し厳島神社が祀られております。
例祭でもある「神輿流し」は毎年4月15日に勇壮に執り行われているそうです。

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またその昔、源義経が兄の頼朝に追われ、奥州平泉に向かう途中に上陸したのが【弁天島】と伝えられており、昭和41年の大河ドラマ【源義経】にちなみ厳島神社境内に記念碑も建てられてました。

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近くには鼠ヶ関鮮魚センターもあり、その日にあがった鮮魚やイカの一夜干し、タコの一夜干しなどが売られておりますので是非ご賞味いただければと思います。

湯の浜海岸から鼠ヶ関海岸までの国道112号線⇒県道50号線⇒国道7号線の約35㎞はドライブやツーリングを楽しむ方が多く、夏になると県外からも多くの観光客が訪れるスポットになります。

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鼠ヶ関には漁港のほかにも海水浴場やキャンプ場、イベント会場もありますので、この夏にお出かけになってみてはいかがでしょうか。

交通アクセス
・あつみ温泉ICから車で約15分
・朝日まほろばICから車で約50分
・JR鼠ヶ関駅から徒歩約10分

山形を紹介していきたいと思います。第10話

今回の紹介はカフェです。
温海温泉街のどまんなかにあります足湯カフェ・Chitto Motche'
お店の名前が気になり出かけてみました。

庄内弁で
チット・モシェ=ちっと、もしぇ=少しおもしろい
気になりますよね!

国道7号線を鶴岡市から新潟方面へ向かい、あつみ温泉街へ左折していきます。
左折した後は道なりに進んで行くとあつみ温泉の名立たる名旅館が見えてきます。
その中でも有名な萬國屋さんがありますが、萬國屋さんの前の川を挟んだところに足湯カフェChitto Motcheがありました。
前面の道路は一方通行になっているので少しぐるぐる致しましたが、名旅館は立ち並ぶものの、そんなに大きな温泉街ではないので道に迷うということはありませんのでご安心ください。

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店先に足湯がありました。足湯っていつの時期でも気持ちいいですよね。僕自身、温泉が大好きなので、足湯に浸かりながら珈琲を頂けるというのは本当にうれしいです。
天気が悪い日でも足湯が楽しめるように、屋根壁で囲われているスペースもあり本当にお客様に楽しんでいただきたいという想いが伝わってきます。

店内に入ると落ち着いた雰囲気で、飾られているものも地元の人たちによって造られたものや陶芸品。お店の飾りつけもオーナーのこだわりを感じます。込み合う時間でなければ本を読んだりしながら1人の時間を満喫するのも良いでしょうし、友達やご夫婦でゆっくり話をするのにも良い空間だと感じました。

今回僕が訪れたのはランチタイムでしたので、多くの人でにぎわっていました。
たまたま2人座れるスペースがあり、待ち時間なく席に着くことができました。
僕はクレンナ ド アッケナ カリーの牛ステーキのせ、
一緒に行った妻はエビドリアを注文し、
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せっかく来たのだからと後がけ抹茶のハニートーストも追加注文。
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結果、おいしく完食し、お腹いっぱいになりました。

お店の前にきれいな川が流れていて、自然を感じられる場所にあるので四季折々の景色を楽しみながら伺うのも良いと思います。
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ドライブやツーリングの途中に寄るのにも最高の場所だと思います。

山形を紹介していきたいと思います。第9話

今回ご紹介いたしますのは、1200年前に弘法大師が見つけたと言われております【玉簾の滝】になります。

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玉簾の滝は酒田市(旧八幡町)、JR酒田駅から車で40分と結構な山奥になります。
山形県庄内エリアには弘法大師伝説が多く残っておりますが、その弘法大師がおよそ1200年前に不動明王の化身のお告げにより発見し、玉簾の滝と命名したとされる滝は、山形県随一の高さ63m、幅5mの直瀑になります。

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かつては修験場だったそうで、滝の前には「御獄神社」が祀られております。

現在は駐車場から遊歩道も整備されておりますので約300m、7分程度で玉簾の滝にたどり着きます。

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周辺は杉の大木で囲まれておりパワースポットとしても人気があり、マイナスイオンで包まれておりますので、心の清浄にも良いと紹介されております。

1999年からはゴールデンウィークとお盆の時期にライトアップも実施され、日中とは装いの違う幽玄な世界を楽しむことができますし、冬の寒さが厳しい季節には氷瀑を見ることもできるそうです。ただし、冬期間の除雪は土日、祝日のみになっておりますので、雪が降った平日は車が通れないことがありますのでお気を付けください。また冬期間の駐車場から玉簾の滝までの遊歩道は原則的に除雪されませんのでカンジキが必須になります。

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暑い日はマイナスイオンを感じながら滝を眺めるだけでも涼を感じますが、駐車場内の産直で売られているソフトクリームで体内から冷やすこともお勧めです。この産直のソフトクリームがかなり人気が高いですので訪れた際にはぜひご賞味いただければと思います。

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玉簾の滝をはじめ、鳥海山山麓には山形県側だけでも数多くの滝がございますので、今後はそちらも紹介してきたいと思います。
滝も見る為に結構歩かないと見られないものもありますが頑張ります。

山形を紹介していきたいと思います。第8話

今回は、全国的にも有名な銀山温泉を紹介したいと思います

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銀山温泉は山形県と宮城県の県境にあります。
山形県の南北を横断している国道13号線を尾花沢市から国道347号線に入ると銀山温泉まで標識が案内をしてくれますので安心です。
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ただ、村山市からの県道29号線は避けて頂いた方がいいかと思います。特に車は気を付けて下さい。道幅がかなり狭い山道です。それと、国道347号線で冬に宮城県側からお越しの方は冬期通行止めになりますので、交通情報を確認の上で行くことをお勧めいたします。

銀山温泉には1456年(康正2年)に発見されてから565年の歴史が刻まれておりますが、現在の風景は昭和元年に源泉のボーリングで高温多量のお湯が湧き出してからになります。高温多量のお湯が湧き出したことにより、各旅館は一斉に洋風の3層、4層の木造構造に建て替えていったと言われております。
交通網も当時は尾花沢から1日がかりだったそうですが、現在は尾花沢市から車で30分で到着できるようになっています。戦後には温泉街の洋風化も和風に変更されていき、昭和61年に「銀山温泉家並保存条例」が制定されました。風情ある温泉街を保存し観光復興に生かすことで、今も伝統ある温泉街を街をあげて守り続けています。

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銀山温泉のシンボルと言えば国の重要文化財にも指定されている老舗「能登屋旅館」になります。能登屋旅館には大正ロマンの雰囲気が感じられる本館と和モダンが魅力の別館がありますが、よく写真等で見られる川沿いの建物は本館になります。

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温泉街入り口になる橋からの眺めも有名ですが、やはり夜景の方が綺麗かもしれません。
帰りは空間工房のスタッフに、名物の「揚げ饅頭」を購入させて頂きました。

今回は取材の為に訪れましたが、次回は宿泊させて頂き時間の流れをゆっくりと感じてみたいと思います。