住宅ローンのお話

最近は気温も上がり、半袖で出かける事も多くなりましたね。
こんにちわ、佐藤です。

今月は、住宅ローンについて少しお話をさせていただきます。
お家を建てる時、多くの方が住宅ローンを利用すると思います。
皆さまもご存知だとは思いますが、誰にでも、いくらでもお金を貸してくれるわけではないのです。
この人にはお家づくりの資金を貸してもよいのか、いくらまでなら貸してもよいのか、といったことを「保証会社」が「審査」を行います。
そのポイントとしては、
「滞りなく、完済できるか」「万が一返済できなくなった場合、不動産(家+土地)を競売にかけて残りを返済できるか」の大きく2点です。

そのために、まずは借りる人の情報が見られます。
「借入希望金額や返済期間が年収に対して過大でないか」
「年齢、家族構成」
「勤務先、勤続年数、業種、企業規模」
「貯蓄状況、他社での借り入れ状況」
などです。

もし自分が見ず知らずの人にお金を貸すとしたら、こういった情報は知っておきたいですよね?

また、不動産に関しては、借入金額に対して、不動産の価格が著しく低いと判断されると、上限金額が制限されることがあるのです。

そして、保証会社が住宅ローンの審査をする時には、必ず信用情報を確認します。

信用情報とは、クレジットやローンを利用したことのある人が、
・過去、現在にどんな内容のクレジットやローンを利用しているか
・現在どれくらいの債務があるか
・期日どおりに返済してきたか(延滞などがないか)
といった情報です。

信用情報は個人信用情報機関に一定期間管理されていて、保証会社はこれらの機関に記録されている信用情報を見て、
「過剰なローン債務が無いか」「過去の良くない情報が記録されていないか」
を確認しています。

引っ掛かってしまいやすい信用情報もあるので、注意が必要です。

・携帯電話の割賦払い
携帯電話の請求は端末を一括購入していない場合、電話料金+本体端末の割賦支払いとなっています。
そのため、うっかり口座の残高不足などで、携帯代が引き落としされなかった場合、信用情報には延滞として記録されてしまいます。

・公共料金
最近は、公共料金のクレジットカード払いが増えてきましたよね。
ただ、同じ公共料金の引き落としでも、口座引き落としの場合と違い、クレジットカードを利用していて延滞すると、信用情報には延滞が記録されてしまいます。

・クレジットカードの複数利用
クレジットカードにはキャッシング枠がついています。
実際にキャッシングを利用していなくても、契約内容として信用情報には載っており、極端に複数あると、「いつでもたくさんのお金を借りることが出来る状況」と見られることがあります。
1枚あたりの枠は少額でも、全部合わせたときに極端に総額が大きいと、希望金額まで借りられない、という可能性もあり得るのです。

これらの信用情報は、たった1度でも延滞してしまうとダメ、いうわけではなく、良くない信用情報も、『完済から○年経過』などの一定の条件を満たせば消えます。

保証会社と金融機関が見ているのは
「返済を軽く見ている延滞常習者ではないか」という点です。
なお、結婚前後で氏名や住所が変わっても、信用情報は載っているのです。

心当たりがあり、審査が不安な方は「昔延滞した事がある(かも)・・・」とお声掛け下さい。
空間工房ではお客様一人一人に寄り添った資金計画や、お家を建てた後も幸せに暮らしていけるよう、ライフプランシミュレーションも行わせて頂いております。
今回は住宅ローンのお話をさせて頂きましたが、他の事のお悩みでも、いつでも何なりとお申し付けください。

PageTop